アルギン酸ナトリウム
✅ リスクレベル: 安全 • Thickener/Stabilizer
この添加物について
起源
アルギン酸ナトリウムは、コンブ科(*Laminaria digitata*)、アスコフィルム・ノドスム(*Ascophyllum nodosum*)、マクロシスチス・ピリフェラ(*Macrocystis pyrifera*)などの褐藻類(Phaeophyceae)から得られる天然の多糖類です。アルギン酸のナトリウム塩です。抽出プロセスには、海藻の収穫、洗浄、そしてアルカリ溶液での処理によるアルギン酸塩の溶解が含まれます。その後、塩化カルシウムまたは塩酸で沈殿させ、最後にアルギン酸を炭酸ナトリウムで中和してアルギン酸ナトリウムを形成します。
用途
アルギン酸ナトリウムは、食品産業において増粘剤、安定剤、ゲル化剤、乳化剤として広く使用されています。アイスクリーム(結晶形成の防止)、ソース、ドレッシング、ベーカリー製品、飲料などの製品に使用されます。カルシウムイオンの存在下でゲルを形成する能力は、構造化食品の作成やカプセル化に役立ちます。分子ガストロノミーでは、球状化技術の主要な成分です。食品以外にも、医薬品(薬物送達システムや創傷被覆材として)、繊維(捺染糊として)、製紙などの分野で応用されています。
副作用
アルギン酸ナトリウムは一般的に摂取しても安全であると考えられています。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、許容一日摂取量(ADI)を「特定しない」と定めており、これは入手可能なデータに基づき、食品中で望ましい技術的効果を達成するために必要なレベルでのアルギン酸ナトリウムの摂取が健康上の危険をもたらさないことを意味します。非常に大量に摂取した場合、一部の個人は軽度の胃腸の不快感(膨満感や下痢など)を経験する可能性があります。アレルギー反応はまれです。
規制状況
アルギン酸ナトリウム(E401)は、欧州連合、米国、カナダ、オーストラリアを含む多くの国で食品添加物としての使用が承認されています。様々な食品添加物規制の下で管理されており、異なる食品カテゴリーにおける許可された使用法と最大レベルが規定されています。EUでは、食品添加物に関する規則(EC)No 1333/2008に記載されています。米国では、FDAの規制の下で一般的に安全と認められています(GRAS)。
出典
- 📚 EFSA 2023
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 JECFA
- 📚 Wikipedia
- 📚 PubChem