E121 - シトラスレッド2
⚠️ リスクレベル: 高リスク • Colorant
この添加物について
起源
シトラスレッド2は合成アゾ色素です。5-ニトロ-o-アニシジンをジアゾ化し、β-ナフトールとカップリングさせることで製造されます。これは人工着色料です。
用途
シトラスレッド2は、自然な状態で十分な色が得られないオレンジの皮を着色するためにのみ使用されます。具体的には、フロリダで栽培されたオレンジの皮に適用されます。FDAの規制では、加工(例:ジュース、マーマレード)を目的としたオレンジにのみ使用できると規定されています。オレンジに添加されるシトラスレッド2の量は、果実全体の重量で2 ppmを超えてはなりません。安全性への懸念から、その使用は厳しく制限されています。
副作用
動物実験で、シトラスレッド2は発がん性があることが示されています。具体的には、げっ歯類の膀胱癌やその他の腫瘍との関連が指摘されています。これらの懸念から、その使用は厳しく規制されており、多くの国で禁止されています。FAO/WHO合同食品添加物専門家委員会(JECFA)は、一時的なADI(許容一日摂取量)を0〜0.0125 mg/kg体重と定めましたが、発がん性の懸念から後に撤回されました。現在、ADIは設定されていません。
規制状況
シトラスレッド2の使用は、潜在的な発がん性のために、欧州連合、オーストラリア、および他の多くの国で禁止されています。米国では、オレンジの皮を着色するための非常に特定の条件下でのみ使用が許可されており、FDAによる厳格な規制の対象となっています。FDAは、シトラスレッド2で処理されたオレンジには、色が添加されたこと、およびオレンジが生食用ではないことを示すラベルを貼付することを義務付けています。
出典
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 PubChem
- 📚 IARC Monographs