E337 - 酒石酸カリウムナトリウム
✅ リスクレベル: 安全 • Antioxidant
この添加物について
起源
酒石酸カリウムナトリウムは、ロッシェル塩としても知られ、酒石酸の複塩であり、フランスのラ・ロシェル出身の薬剤師ピエール・セニエットによって(1675年頃に)初めて調製されました。酒石酸と水酸化カリウム、炭酸ナトリウムを反応させることによって合成されます。ワイン生産の副産物として自然に発生し、ワイン樽の沈殿物中に見られます。
用途
食品では、酒石酸カリウムナトリウムは酸度調整剤、酸化防止剤、乳化剤として使用されます。加工チーズ、ゼリー、マーガリンなどに含まれています。また、安定剤や増粘剤としても使用されます。さらに、ベーキングパウダーや、化学で還元糖を検出するために使用されるフェーリング液の成分としても応用されています。医学的には下剤としても使用されます。
副作用
酒石酸カリウムナトリウムは、通常量での摂取は一般的に安全であると考えられています。EFSAは数値的なADIを設定していません(毒性が非常に低い物質には「特定されない」が割り当てられています)。高用量では、その下剤効果により、吐き気、嘔吐、下痢などの胃腸の不調を引き起こす可能性があります。腎臓病や電解質バランスの異常がある個人は、カリウムとナトリウムの含有量がこれらの状態を悪化させる可能性があるため、注意が必要です。アレルギー反応は稀ですが、発生する可能性はあります。
規制状況
酒石酸カリウムナトリウム(E337)は、欧州連合で食品添加物としての使用が承認されています。また、米国食品医薬品局(FDA)によって、特定の使用条件下で一般的に安全である(GRAS)と認識されています。その使用は、人間が摂取しても安全なレベルで使用されるように規制されています。
出典
- 📚 EFSA 2016
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 Wikipedia
- 📚 PubChem