E1518 - トリアセチン
✅ リスクレベル: 安全 • Modified Starch
この添加物について
起源
トリアセチンとしても知られるグリセリルトリアセテートは、グリセロールと酢酸のエステル化によって生成される合成化合物です。室温では無色、粘性があり、わずかに油っぽい液体です。水や多くの有機溶媒と混和します。製造プロセスでは通常、グリセロールと無水酢酸または酢酸を、しばしば触媒の存在下で反応させます。
用途
トリアセチンは幅広い用途で使用されており、主に食品産業では湿潤剤、可塑剤、溶剤として利用されます。湿潤剤として、食品の水分を保持し、乾燥を防ぐのに役立ちます。チューインガムでは可塑剤として使用され、その食感と柔軟性に貢献します。また、香料や香水の溶剤としても機能し、食品中での均一な分散を保証します。食品産業以外では、トリアセチンは化粧品、医薬品、工業用途(セルロースアセテートフィルターの製造や、特定の接着剤やコーティングの成分など)で使用されています。合成グリセロールの製造にも使用されます。
副作用
グリセリルトリアセテートは、食品および化粧品での使用において一般的に安全であると考えられています。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、「特定しない」許容一日摂取量(ADI)を設定しており、これは入手可能なデータに基づき、望ましい技術的効果を達成するために必要なレベルでのトリアセチンの摂取が健康リスクをもたらさないことを示しています。非常に大量に摂取した場合、一部の個人が軽度の胃腸の不快感を経験する可能性がありますが、これは稀です。FDAやEFSAなどの規制機関は、さまざまな用途での使用を承認しており、その安全性をさらに裏付けています。ただし、他の食品添加物と同様に、過剰な摂取は避けるべきです。
規制状況
グリセリルトリアセテートは、米国、欧州連合、カナダを含む多くの国で食品添加物としての使用が承認されています。米国では、食品医薬品局(FDA)によって21 CFR 184.1901に基づき「一般的に安全と認められる(GRAS)」とされています。欧州連合では、E番号E1518の食品添加物として承認されています。欧州食品安全機関(EFSA)は、その安全性を評価し、許可されたレベルで使用される場合、重大な健康リスクをもたらさないと結論付けています。
出典
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 EFSA
- 📚 JECFA
- 📚 Wikipedia
- 📚 PubChem