E351 - リンゴ酸カリウム
✅ リスクレベル: 安全 • Antioxidant
この添加物について
起源
リンゴ酸カリウムは、多くの果物、特にリンゴに天然に存在するジカルボン酸であるリンゴ酸のカリウム塩です。水酸化カリウムや炭酸カリウムなどのカリウム塩基でリンゴ酸を中和することにより、合成的に製造できます。得られる塩がリンゴ酸カリウムです。リンゴ酸自体は自然界に広く分布しており、様々な代謝プロセスに関与しています。
用途
リンゴ酸カリウムは、食品産業において主に酸度調整剤、風味増強剤、緩衝剤として使用されます。食品のpHを制御し、酸性またはアルカリ性になりすぎるのを防ぎます。これは飲料、ジャム、ゼリー、加工果物で特に有用です。また、酸味やわずかな酸っぱい風味を与えることで、食品全体の味覚プロファイルに貢献することもできます。場合によっては、カリウム含有量を増やすためのミネラルサプリメントとして使用されます。一部の医薬品製剤にも使用されます。
副作用
リンゴ酸カリウムは一般的に摂取しても安全であると考えられています。リンゴ酸は多くの食品の天然成分であり、カリウムは必須ミネラルです。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、リンゴ酸とその塩類について数値的な許容一日摂取量(ADI)を設定しておらず、その毒性が低いことを示しています。ただし、カリウム塩の過剰摂取は、血中のカリウムレベルが上昇する状態である高カリウム血症を引き起こす可能性があります。腎臓に問題がある人や特定の薬を服用している人は注意が必要です。アレルギー反応はまれですが、発生する可能性はあります。他の食品添加物と同様に、リンゴ酸カリウムは適度に摂取することをお勧めします。
規制状況
リンゴ酸カリウムは、欧州連合(EU)や米国を含む多くの国で食品添加物としての使用が承認されています。EUでは、E番号E351で指定されています。規制は、様々な食品カテゴリーにおける使用条件と最大許容レベルを定めています。米国のFDAも、リンゴ酸カリウムが優良製造規範に従って使用される場合、一般的に安全と認められる(GRAS)と認識しています。
出典
- 📚 EFSA 2016
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 JECFA