E630 - イノシン酸
⚠️ リスクレベル: 高リスク • Flavor Enhancer
この添加物について
起源
イノシン酸は、ヒポキサンチンリボシド5'-モノリン酸とも呼ばれる、天然に存在するヌクレオチドです。微生物発酵によって商業的に生産されるか、肉や魚から抽出されます。これはプリンヌクレオチドモノリン酸であり、プリン塩基(ヒポキサンチン)、糖(リボース)、およびリン酸基から構成されています。
用途
イノシン酸は主に食品産業で風味増強剤として使用されます。グルタミン酸ナトリウム(MSG)などのグルタミン酸塩と併用されることが多く、相乗的なうま味を提供します。食品の風味を豊かにします。加工食品、スナック食品、ソース、スープなどに一般的に含まれています。グルタミン酸塩との相乗効果により、イノシン酸とグルタミン酸塩の両方を低濃度で使用して、望ましい風味増強効果を達成でき、最終製品の総ナトリウム含有量を削減できる可能性があります。一般的な使用レベルは非常に低く、通常はppm(parts per million)の範囲です。
副作用
イノシン酸は一般的に摂取しても安全であると考えられています。体内に天然に存在する物質であり、通常のプリン代謝の一部として代謝されます。しかし、痛風や高尿酸血症(血液中の尿酸値が高い)の人は、プリンが尿酸に代謝されるため、イノシン酸を含むプリンを多く含む食品や添加物の摂取を制限する必要があるかもしれません。イノシン酸には確立されたADI(一日許容摂取量)がなく、その毒性が低いことを示しています。
規制状況
イノシン酸(E630)は、欧州連合や米国を含む多くの国で食品添加物としての使用が承認されています。EUでは、E番号E630として許可された食品添加物としてリストされています。米国では、適切な製造慣行に従って使用される場合、一般的に安全と認められています(GRAS)。
出典
- 📚 EFSA ANS Panel 2019 (re-evaluation)
- 📚 FDA 21 CFR 172.535
- 📚 Wikipedia
- 📚 PubChem