E314 - グアヤク樹脂
⚠️ リスクレベル: 注意 • Antioxidant
この添加物について
起源
E314として指定されているグアヤク樹脂は、主に*Guaiacum officinale*および*Guaiacum sanctum*を含むグアヤク属(*Guaiacum*)の樹木から得られる天然の抗酸化剤です。これらの樹木はカリブ海地域および南アメリカ北部が原産です。樹脂は樹木を叩いて採取するか、木材から抽出して得られます。歴史的に、グアヤクは薬用目的で使用されてきましたが、食品添加物としての使用は主にその抗酸化特性によるものです。
用途
食品添加物として、グアヤク樹脂は抗酸化剤として機能し、食品中の脂肪や油の酸化を防ぐか遅らせます。これにより、食品の保存期間を延ばし、酸敗を防ぐのに役立ちます。かつてはマーガリン、ショートニング、その他の脂肪性食品などに使用されていました。しかし、規制上の懸念や、より効果的で安全な合成抗酸化剤の利用可能性により、その使用は現在かなり限られています。典型的な使用濃度は非常に低く、通常0.1%未満でした。
副作用
グアヤク樹脂は歴史的に低濃度であれば比較的安全であると考えられていましたが、いくつかの研究はその潜在的な毒性について懸念を提起しています。高用量では胃腸刺激を引き起こす可能性があります。長期使用による腎臓損傷の可能性についても懸念が示されています。これらの懸念から、食品添加物としての使用は多くの国で大幅に削減され、制限されています。グアヤク樹脂には、食品添加物としてのADI(一日許容摂取量)は設定されていません。
規制状況
グアヤク樹脂の規制状況は地域によって異なります。欧州連合では、食品添加物としての使用は許可されていません。米国FDAは特定の条件下での使用を許可していますが、広く使用されているわけではありません。使用が限定的であることと安全性の懸念から、食品製品におけるその許容性に関する地域の規制を確認することが不可欠です。
出典
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 Wikipedia
- 📚 PubChem