E417 - タラガム
✅ リスクレベル: 安全 • Thickener/Stabilizer
この添加物について
起源
タラガムは、ペルーおよび南米の他の地域原産のマメ科植物であるタラの木(Caesalpinia spinosa)の種子の胚乳から抽出される天然の多糖類ガムです。タラの木は乾燥した気候と高地でよく育ちます。ガムは、種子から胚乳を機械的に分離し、その後粉砕することによって得られます。
用途
タラガムは主に食品産業において増粘剤および安定剤として使用されます。グアーガムやローカストビーンガムと類似した特性を示し、これらのガムの代替品として、または組み合わせて使用されることがよくあります。アイスクリーム、乳製品、ソース、ドレッシング、焼き菓子、加工された果物や野菜など、さまざまな食品に利用されています。タラガムは、これらの製品の食感、粘度、安定性に寄与し、離水(水分分離)を防ぎ、全体的な口当たりを改善します。一般的な使用レベルは、用途に応じて0.1%から1.0%の範囲です。また、動物飼料、化粧品、医薬品にも使用されます。
副作用
タラガムは食品への使用において一般的に安全と認識されています(GRAS)。研究により、消化管での吸収はほとんどなく、吸収されなかったガムは腸内細菌によって発酵されることが示されています。一部の個人では、特に高摂取量の場合に、膨満感や鼓腸などの軽度の胃腸の不快感を経験することがあります。しかし、これらの影響は通常一時的なものであり、深刻とは見なされていません。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、タラガムの許容一日摂取量(ADI)を「特定しない」と定めており、食品中で望ましい技術的効果を達成するために必要なレベルであれば、健康上の危険はないことを示しています。
規制状況
タラガムは、米国、欧州連合、カナダを含む多くの国で食品添加物としての使用が承認されています。欧州連合では、E417として指定されています。規制により、さまざまな食品カテゴリーにおける許可された用途と最大レベルが定められています。FDAはこれをGRASと見なしています。また、その安全性と品質を確保するために、規制機関によって定められた純度基準の対象となります。
出典
- 📚 EFSA 2018
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 JECFA
- 📚 Wikipedia
- 📚 PubChem