E470aiii - 脂肪酸のカルシウム塩
✅ リスクレベル: 安全 • Additive
この添加物について
起源
E470a(iii)、脂肪酸のカルシウム塩は、植物性または動物性の食用油脂から得られます。これらの脂肪酸は、水酸化カルシウムまたは酸化カルシウムと反応して、対応するカルシウム塩を形成します。特定の脂肪酸組成は、使用される油脂の供給源によって異なります。これは、ステアリン酸、パルミチン酸、オレイン酸など、様々な天然に存在する脂肪酸のカルシウム塩の混合物です。
用途
脂肪酸のカルシウム塩は、食品において固結防止剤、乳化剤、安定剤として使用されます。これらは食品の食感と粘度を改善することができます。一般的な用途には、粉末食品、ベーカリー製品、菓子類での使用が含まれます。また、製薬業界では錠剤やカプセルの製造における潤滑剤としても使用されます。食品では、固まりを防ぎ、粉末の流動性を向上させるのに役立ちます。カルシウム成分は食品のカルシウム含有量にも寄与する可能性があります。
副作用
脂肪酸のカルシウム塩は、一般的に摂取しても安全であると考えられています。これらは天然に存在する脂肪酸とカルシウムから派生しており、どちらも必須栄養素です。通常のレベルで食品に使用した場合、重大な健康への悪影響は報告されていません。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、許容一日摂取量(ADI)を「特定しない」と設定しており、これは利用可能なデータに基づき、望ましい技術的効果を達成するために必要なレベルでの脂肪酸のカルシウム塩の摂取は健康上の懸念とならないことを意味します。ただし、いかなる脂肪源であっても過剰な摂取は、不均衡な食事や潜在的な体重増加につながる可能性があります。
規制状況
脂肪酸のカルシウム塩(E470a(iii))は、欧州連合および米国を含む多くの国で食品添加物としての使用が許可されています。規制は、様々な食品カテゴリーにおける使用条件と最大許容レベルを定めています。EUでは、食品添加物に関する規則(EC)No 1333/2008に基づいて規制されています。米国では、優良製造規範に従って使用される場合、一般的に安全(GRAS)と認識されています。
出典
- 📚 EFSA 2018
- 📚 JECFA
- 📚 Regulation (EC) No 1333/2008
- 📚 FDA CFR 21