E486 - ステアロイルフマル酸カルシウム
✅ リスクレベル: 安全 • Thickener/Stabilizer
この添加物について
起源
ステアロイルフマル酸カルシウムは、ステアリン酸とフマル酸を反応させ、その後水酸化カルシウムで中和することによって生成される合成化合物です。ステアリン酸は植物源と動物源の両方から得られるため、その起源は様々です。最終製品は白色からオフホワイトの粉末です。
用途
ステアロイルフマル酸カルシウムは、主に製パン業界で生地改良剤および安定剤として使用されます。生地の取り扱い特性を改善し、パンのボリュームを増やし、焼き菓子の食感を向上させます。また、乾燥ポテトのコンディショニング剤として、および医薬品製剤の打錠補助剤としても使用されます。具体的には、潤滑剤として機能し、錠剤製造中に粉末がより容易に流れるようにします。食品における一般的な使用レベルは、小麦粉重量の0.2%から0.5%です。医薬品では、製剤要件に応じて、同様またはわずかに高い濃度で使用されます。
副作用
ステアロイルフマル酸カルシウムは、食品および医薬品用途で通常使用されるレベルでは、一般的に摂取しても安全であると考えられています。FAO/WHO食品添加物専門家合同委員会(JECFA)はステアロイルフマル酸カルシウムを評価し、「特定しない」許容一日摂取量(ADI)を設定しました。これは、食品に使用されるレベルでは健康リスクをもたらさないことを意味します。非常に大量に摂取した場合、一部の個人が軽度の胃腸の不快感を経験する可能性がありますが、これは稀です。通常の摂取レベルでは、科学文献において重大な副作用は報告されていません。
規制状況
ステアロイルフマル酸カルシウムは、米国、カナダ、欧州連合を含む多くの国で食品添加物としての使用が承認されています。EUではE486として指定されています。欧州食品安全機関(EFSA)や米国食品医薬品局(FDA)などの規制機関は、その安全性を審査し、使用に関するガイドラインを確立しています。FDAのCFR 21には、食品添加物および医薬品成分に関連する様々なセクションに記載されています。
出典
- 📚 EFSA 2018
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 JECFA