E902 - キャンデリラロウ
✅ リスクレベル: 安全 • Glazing Agent/Sweetener
この添加物について
起源
キャンデリラロウは、メキシコ北部および米国南西部に自生する低木である*Euphorbia cerifera*(トウダイグサ科)の葉から得られる植物性ワックスです。このワックスは、植物の茎と葉を水で煮沸することで抽出され、得られた粗ワックスはさらに加工・精製されます。
用途
キャンデリラロウは、食品、化粧品、医薬品など、幅広い用途で使用されています。食品産業では、菓子、チューインガム、生鮮食品の光沢剤として使用され、光沢を与え、水分保持を助けます。また、一部の食品包装材料の成分としても使用されます。化粧品では、口紅、リップバーム、ローション、クリームなどに使用され、増粘剤、エモリエント、安定剤として機能します。研磨剤やワニスにも含まれています。キャンデリラロウは、ミツロウの適切なビーガン代替品と見なされています。
副作用
キャンデリラロウは、一般的にヒトの摂取および局所適用に対して安全であると考えられています。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、許容一日摂取量(ADI)を「特定しない」と設定しており、これは入手可能なデータに基づくと、食品中で望ましい技術的効果を達成するために必要なレベルでのキャンデリラロウの摂取が健康上の危険をもたらさないことを意味します。アレルギー反応は稀ですが、他の物質と同様に過敏症の可能性はあります。食品または化粧品での使用に関して、科学文献で重大な有害作用は報告されていません。FDAは、食品での使用において一般的に安全と認められる(GRAS)と見なしています。
規制状況
キャンデリラロウは、米国、欧州連合、カナダを含む多くの国で食品添加物としての使用が承認されています。各地域で異なる食品添加物規制の下で管理されています。米国ではGRASと見なされています。EUではE902としてリストされており、特定の食品カテゴリーで指定されたレベルでの使用が許可されています。この規制状況は、キャンデリラロウが優良製造規範に従って使用される場合に安全であるという科学的コンセンサスを反映しています。
出典
- 📚 JECFA
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 Wikipedia
- 📚 EFSA