E451i - ペンタナトリウム三リン酸塩
✅ リスクレベル: 安全 • Additive
この添加物について
起源
ペンタナトリウム三リン酸塩(STP)は、三リン酸ナトリウム(STPP)としても知られ、ナトリウムとポリリン酸の無機塩です。リン酸水素二ナトリウム(Na2HPO4)とリン酸二水素ナトリウム(NaH2PO4)の化学量論的混合物を加熱することによって製造されます。白色で無臭の粉末または顆粒です。
用途
ペンタナトリウム三リン酸塩は、キレート剤、乳化剤、増粘安定剤として様々な食品用途で広く使用されています。加工食品の水分保持、食感改善、変色防止に役立ちます。加工肉(ソーセージやハムなど)によく使用され、保水能力を高め、調理損失を減らします。また、魚介類では、外観や食感に影響を与える可能性のあるストルバイト結晶(リン酸マグネシウムアンモニウム)の形成を防ぐために使用されます。その他、チーズ製品、焼き菓子、飲料にも含まれています。一般的な使用レベルは特定の食品用途によって異なりますが、通常は0.1%から1%の範囲です。
副作用
ペンタナトリウム三リン酸塩は、食品中に通常含まれるレベルであれば、一般的に摂取しても安全であると考えられています。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、ペンタナトリウム三リン酸塩を含むリン酸塩について、0-70 mg/kg体重 の許容一日摂取量(ADI)を設定しています。リン酸塩の過剰な摂取は、特にカルシウムとリンのミネラル代謝の不均衡を引き起こす可能性があります。腎臓病を持つ個人は、過剰なリン酸塩摂取による悪影響を受けやすい場合があります。いくつかの研究では、高リン酸塩摂取と心血管疾患との間に潜在的な関連性が示唆されていますが、これらの知見を確認するためにはさらなる研究が必要です。
規制状況
ペンタナトリウム三リン酸塩は、米国、欧州連合、カナダを含む多くの国で食品添加物としての使用が承認されています。EUではE451(i)として指定されています。欧州食品安全機関(EFSA)や米国食品医薬品局(FDA)などの規制機関は、ペンタナトリウム三リン酸塩の安全性を評価し、食品での使用制限を設定しています。優良製造規範(GMP)に従い、指定された制限内で使用されなければなりません。
出典
- 📚 EFSA 2023
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 JECFA
- 📚 Wikipedia
- 📚 PubChem