E458 - ガンマ-シクロデキストリン
✅ リスクレベル: 安全 • Thickener/Stabilizer
この添加物について
起源
ガンマ-シクロデキストリン(γ-シクロデキストリン)は、8つのグルコース単位がα-1,4-グリコシド結合で連結された環状オリゴ糖です。これは、通常シクロデキストリン・グルコシルトランスフェラーゼ(CGTase)を用いて、デンプンの酵素的変換によって生産されます。この酵素は通常、バチルス属菌から得られます。得られた混合物は、ガンマ-シクロデキストリンを単離するために精製されます。
用途
ガンマ-シクロデキストリンは、食品産業において、包接剤、香料安定剤として、また様々な化合物の溶解度と生体利用率を向上させるために使用されます。香料、芳香剤、生理活性化合物を包接し、分解から保護し、その放出を制御することができます。また、特定の食品や飲料の苦味や異味を低減するためにも使用されます。一般的な用途には、焼き菓子、飲料、菓子、加工食品などがあります。医薬品や化粧品の分野でも使用されます。
副作用
ガンマ-シクロデキストリンは、許可されたレベルでの摂取においては一般的に安全であると考えられています。FAO/WHO合同食品添加物専門家会議(JECFA)は、「特定しない」という許容一日摂取量(ADI)を設定しており、これは入手可能なデータに基づくと、食品中で望ましい技術的効果を達成するために必要なレベルでのガンマ-シクロデキストリンの摂取は健康上の懸念を引き起こさないことを意味します。しかし、過剰な摂取は、栄養素と結合し腸内細菌叢を変化させる可能性があるため、一部の個人で胃腸の不快感を引き起こす可能性があります。いくつかの研究では、高用量が下痢や膨満感を引き起こす可能性があることが示されています。EFSAやFDAなどの規制機関は、安全性データをレビューし、使用ガイドラインを確立しています。
規制状況
ガンマ-シクロデキストリンは、欧州連合(EU)や米国を含む多くの国で食品添加物としての使用が承認されています。EUでは、E458として指定されています。規制は、様々な食品カテゴリーにおける許可された用途と最大レベルを規定しています。米国では、特定の条件下での特定の用途において、一般的に安全(GRAS)と認識されています。規制状況は、新しい科学的証拠に基づいて継続的に見直されています。
出典
- 📚 EFSA 2023
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 JECFA
- 📚 Wikipedia
- 📚 PubChem