E307b - 濃縮トコフェロール
✅ リスクレベル: 安全 • Additive
この添加物について
起源
E307b、すなわち濃縮トコフェロールは、天然に存在する抗酸化剤です。トコフェロールは有機化学化合物のクラスであり、その多くがビタミンE活性を持っています。濃縮トコフェロールは、大豆油、ひまわり油、菜種油などの植物油から、蒸留や抽出といった物理的プロセスを経て抽出されます。濃縮プロセスによりトコフェロール含有量が増加し、抗酸化添加物としての効果が高まります。
用途
E307bは主に食品の抗酸化剤として使用され、酸化による酸敗や品質劣化を防ぐ、または遅らせる目的で用いられます。植物油、脂肪、および脂肪含有食品によく見られます。その抗酸化特性は、食品の風味、色、栄養価を維持するのに役立ちます。また、ビタミンEの供給源として栄養補助食品にも使用されます。一般的な使用レベルは特定の用途によって異なりますが、その効力のため、通常は少量で用いられます。
副作用
E307bを含むトコフェロールは、一般的に摂取しても安全であると考えられています。ビタミンEは必須栄養素であり、トコフェロールはその主要な供給源です。欧州食品安全機関(EFSA)は、ビタミンEの許容一日摂取量(ADI)を0.15 mg/kg体重/日と定めています。高用量の場合、ビタミンEサプリメント(食品添加物から得られるレベルをはるかに超える量)は、出血リスクの増加などの潜在的な有害作用と関連付けられています。しかし、食品添加物として使用されるトコフェロールのレベルは著しく低く、一般の人々に有害作用を引き起こすとは予想されていません。食品における通常の使用レベルでは、重大な副作用は報告されていません。
規制状況
E307bは、欧州連合(EU)において規則(EC)No 1333/2008に基づき食品添加物としての使用が承認されています。また、米国を含む他の多くの国でも許可されており、米国では食品医薬品局(FDA)によって一般的に安全と認められています(GRAS)。具体的な規制および許容される使用レベルは、国や食品製品カテゴリーによって異なる場合があります。添加物は、その安全性と品質を確保するために、関連する規制で指定された純度基準に準拠する必要があります。
出典
- 📚 EFSA 2016
- 📚 FDA CFR 21
- 📚 Wikipedia
- 📚 PubChem